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電子帳簿保存法に対応した会計ソフトを選ぶときは、機能の名前だけでなく、国税庁が示す保存の考え方と照らして見ることが大切です。この記事では、freee会計、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計 Next、ジョブカン会計の4つについて、各社の公式ページと国税庁の資料に書かれていることだけを整理します。出典から読み取れない点は、公式ページで最新の情報を確認してください。

要点(3行)

ひと目で比較

月額の安い順(料金が分かる製品から。並びは順位ではありません)。金額はいちばん安いプランの税込(公式の税抜表示は×1.1で換算)で、料金は 2026-10-27 時点。プラン名・契約期間などの条件は下の「各サービスの公式情報」に。

選び方

あなたの状況は?1人で使う人マネーフォワード クラウド会計2〜10人の会社freee会計無料で始めたい人弥生会計 Next
記事の結論と同じ内容です

結論

選定基準(選び方の軸3つ)

選び方の3つの軸

1保存要件への対応範囲2証憑の取り込み方3料金の形とサポート下の比較表で見比べる
記事の選定基準と同じ内容です。出典 [9][1][8][5][6][7]
  1. 保存要件への対応範囲: 電子取引のデータ保存、紙の書類のスキャナ保存、訂正削除の履歴が残る優良な電子帳簿の3つを、公式ページがどこまで案内しているかで見ます [9]
  2. 証憑の取り込み方: スマホ撮影、AI-OCR、メール自動保存など、受け取った請求書や領収書をどう保存するかを見ます [1][8]
  3. 料金の形とサポート: 表示は税抜です。この記事では税込に直して載せています。プランごとの人数や従量課金、電話サポートの有無も合わせて見ます [1][5][6][7][8]

順位や点数はつけず、上の軸に照らして状況別に整理しています。報酬や提携の有無で順番を決めていません。試用による評価ではなく、公式情報の整理です。

比較表

料金の比較グラフ

月額(税込)freee会計 スターター 年払い税込6,028円/月マネーフォワード クラウド会計 ひとり法人プラン 年払い税込2,728円/月弥生会計 Next エントリー 年契約税込3,190円/月ジョブカン会計 スタートアップ税込2,750円/月
出典 [1][5][6][7][8]・料金は 2026-10-27 時点・税込。公式の税抜表示は×1.1で換算。並びは比較表と同じ

機能の対応表

サービス料金の掲載無料お試し主な連携先サポート
freee会計ありありありあり
マネーフォワード クラウド会計ありありありあり
弥生会計 Nextありありありあり
ジョブカン会計あり要確認あり要確認
✓は出典で確認できたもの。出典 [1][5][6][2][7][3][8][4]・料金は 2026-10-27 時点

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-27 時点

比較表(料金は 2026-10-27 時点)
サービス税込料金無料枠対象規模主な連携先サポート強み弱み
freee会計スターター 年払い 税抜5,480円/月(税込6,028円)、従量課金あり [1][5]30日間 [1]スターターは経理をこれから始める方向け [5]銀行口座・クレジットカード [1]チャット・メール、スターターは電話も含む [5]スマホで撮影した書類を仕訳・電子帳簿保管まで自動で進める [1]メンバー追加・経費精算・受発注書類の送付に従量課金がある [5]
マネーフォワード クラウド会計ひとり法人プラン 年払い 税抜2,480円/月(税込2,728円)[6]1か月間、カード登録不要 [2]ひとり法人は経営者1名、スモールビジネスは利用者3名以下 [6]2,300以上の金融関連サービス [2]全プランでチャット・メール、ビジネスプランは登録後2か月の電話 [2]電帳法の電子取引・書類保存・優良電子帳簿への対応が機能表の項目にある [6]ひとり法人プランは1会計年度の仕訳数が500件まで [6]
弥生会計 Nextエントリー 年契約 税抜2,900円/月(税込3,190円)[7]最大2か月 [3]会計・請求機能は3名まで無料 [7]2,500以上の金融機関、Square、STORES レジ [3]有人メール・チャットはベーシック以上、電話と仕訳相談はベーシックプラス [7]証憑の保存・管理が電子帳簿保存法に対応し、JIIMA認証の優良な電子帳簿にも対応 [3]無料体験では決算書の作成・出力が使えない [7]
ジョブカン会計スタートアップ 税抜2,500円〜/月(税込2,750円)[8]公式ページで確認スタートアップはユーザー数上限3名、ビジネスは15名 [8]他のジョブカンサービス [4]公式ページで確認証憑管理オプションにメール自動保存、仕訳・伝票との紐づけ、AI-OCRがある [8]証憑管理は会計プランとは別のオプションで、最低利用料金が設定されている [8]

各サービスの公式情報

freee会計

スターター 年払い 税抜5,480円/月(税込6,028円)、スタンダード 年払い 税抜8,980円/月(税込9,878円)

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-27 時点

向いている人
銀行やカードの明細連携で仕訳入力を減らしつつ、書類の電子保管もまとめたい人 [1]
向かない人
従量課金を含めた総額が、事前に固定で決まらないと困る人 [5]
長所
請求書の作成から経費精算、決算までを一つのシステムで扱う設計です [1]
短所
月払いは年払いより高く、最上位のプランは料金の問い合わせが必要です [1]
料金
スターター 年払い 税抜5,480円/月(税込6,028円)、スタンダード 年払い 税抜8,980円/月(税込9,878円)[1][5]

freee会計の料金はいくら?

スターター 年払い 税抜5,480円/月(税込6,028円)、スタンダード 年払い 税抜8,980円/月(税込9,878円)[1][5]。

freee会計は、レシートや請求書をスマホで撮影すると、仕訳と電子帳簿の保管まで自動で進むと案内しています [1]。料金ページの機能表には、書類電子化、AI-OCR記帳、電子帳簿等とインボイス制度への対応が並びます [5]。プランごとの対応範囲は、表の印を公式ページで確認してください。

メンバー追加、経費精算、受発注書類のメール送付には従量課金がかかります [5]。電話サポートは、スターター以上の基本機能に載っています [5]。

マネーフォワード クラウド会計

ひとり法人プラン 年払い 税抜2,480円/月(税込2,728円)、スモールビジネスプラン 年払い 税抜4,480円/月(税込4,928円)

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-27 時点

向いている人
経営者1名の法人で、会計と請求書や経費などの周辺サービスをまとめて使いたい人 [6]
向かない人
年間の仕訳が500件を超える見込みのひとり法人 [6]
長所
会計や請求書を含む12サービスが基本料金に含まれます [6]
短所
AI-OCRの入力にはプランごとの月間上限があり、電話サポートは登録後2か月間に限られます [6]
料金
ひとり法人プラン 年払い 税抜2,480円/月(税込2,728円)、スモールビジネスプラン 年払い 税抜4,480円/月(税込4,928円)[6]

マネーフォワード クラウド会計の料金はいくら?

ひとり法人プラン 年払い 税抜2,480円/月(税込2,728円)、スモールビジネスプラン 年払い 税抜4,480円/月(税込4,928円)[6]。

プラン詳細の表には、電帳法の電子取引への対応、書類保存への対応、優良電子帳簿への対応という3つの項目があります [6]。どのプランで使えるかは表の印で決まるため、契約前に公式ページで確認してください。電帳法に対応したストレージサービスとして、別に「クラウドBox」も案内されています [2]。

料金体系の一部改定が2027年6月に予定されています [6]。長く使う予定なら、改定の内容も公式のサポートサイトで見ておくと安心です。

弥生会計 Next

エントリー 年契約 税抜2,900円/月(税込3,190円)、ベーシック 年契約 税抜4,200円/月(税込4,620円)

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-27 時点

向いている人
簿記や経理の知識に自信がなく、操作のわかりやすさやサポートの手厚さも重視する人 [3]
向かない人
電話サポートや仕訳相談を使いたいのに、エントリーやベーシックで済ませたい人 [7]
長所
証憑の保存・管理が電子帳簿保存法に対応し、JIIMA認証を取得した優良な電子帳簿にも対応と案内されています [3]
短所
会計・請求機能は3名まで無料で、4名以上は追加ユーザー料金がかかります [7]
料金
エントリー 年契約 税抜2,900円/月(税込3,190円)、ベーシック 年契約 税抜4,200円/月(税込4,620円)[7]

弥生会計 Nextの料金はいくら?

エントリー 年契約 税抜2,900円/月(税込3,190円)、ベーシック 年契約 税抜4,200円/月(税込4,620円)[7]。

機能表の「証憑管理」には、電子帳簿保存・検索とスキャナ保存・検索が項目として載っています [7]。プランごとの違いは、表の印を公式ページで確認してください。

無料体験は1事業者につき1回までで、決算書の作成・出力は使えません [7]。体験のあとに有償プランへ切り替えても、作ったデータは引き継がれます [7]。

ジョブカン会計

スタートアップ 税抜2,500円〜/月(税込2,750円)、証憑管理オプション 税抜7,000円〜/月(税込7,700円)

税込は公式の税抜表示に1.1を掛けて計算。料金は 2026-10-27 時点

向いている人
すでに他のジョブカンサービスを使っていて、連携させたい人 [4]
向かない人
メール自動保存やAI-OCRによる証憑管理を、会計プランの料金だけで済ませたい人 [8]
長所
証憑管理オプションで、メール自動保存、仕訳・伝票と証憑の紐づけ、AI-OCR読み取りを使えます [8]
短所
スタートアップは3名、ビジネスは15名までというユーザー数の上限があり、すべてのサービスに最低利用料金が設定されています [8]
料金
スタートアップ 税抜2,500円〜/月(税込2,750円)、証憑管理オプション 税抜7,000円〜/月(税込7,700円)[8]

ジョブカン会計の料金はいくら?

スタートアップ 税抜2,500円〜/月(税込2,750円)、証憑管理オプション 税抜7,000円〜/月(税込7,700円)[8]。

ジョブカン会計は、パッケージソフトのような操作性をクラウドで実現した会計ソフトです [4]。証憑管理オプションは、ビジネスまたはエンタープライズプランと併用する場合の金額が表に載っています。併用しない場合は金額が変わるため、公式ページで確認してください [8]。公式サイトには「電子帳簿保存法対応」の案内ページもあります [8]。

ジョブカン会計の料金を公式で見る

用語の定義

くわしく読む

電子帳簿保存法とは?

電子帳簿保存法とは、会計ソフトで作った帳簿のデータ保存や、紙の請求書のスマホ読み取り保存、データで受け取った請求書等の保存方法を定めた法律で、通称は電帳法です [9]

電子取引とは?

電子取引とは、注文書や領収書などに通常記載される取引情報を、電子メールやクラウドサービスなどの電磁的方式で授受する取引です [10]

優良な電子帳簿とは?

優良な電子帳簿とは、訂正削除の履歴が保存されるなどの条件を満たした電子帳簿のことです [9]

関係する制度

くわしく読む

電子帳簿保存法の電子取引のルールでは、取引情報を電磁的方式で授受した場合、その取引情報を電磁的記録で保存しなければなりません [10]。電子メールの添付ファイルで領収書等を受け取ったときは、その添付ファイルを保存します [10]。クラウドサービスで請求書等を受け取った場合も電子取引にあたります [10]。インターネットバンキングによる振込も電子取引に該当し、取引年月日・金額・振込先名などが記載されたデータの保存が必要です [10]。

保存の方法には条件があります。電子メールなどで受け取ったデータにタイムスタンプが付いていない場合は、受け取った側でタイムスタンプを付けるか、事務処理規程に基づいてデータを管理します [10]。また、メールソフトの画面で見られるだけでは足りず、検索できる状態で保存する必要があります [10]。

紙に印刷すること自体は禁止されていませんが、PDFなどのデータで受け取った請求書は、データのほうもルールに基づいて保存することが必要です [9]。令和6年1月1日以後の電子取引では、次の2つをどちらも満たす場合、データを単に保存しておけば差し支えないとされています。1つ目は、要件どおりに保存できなかった相当の理由を所轄税務署長が認めること(事前申請等は不要)です。2つ目は、ダウンロードの求めと、プリントアウトした書面の提示・提出の求めに応じられることです [9]。

市販ソフトが要件を満たしているか迷うときは、国税庁のページが「JIIMA認証情報リスト」の確認を案内しています [9]。優良な電子帳簿を使うと、所得税の青色申告特別控除の額が増えることや、申告漏れがあったときの過少申告加算税が軽減されることがあります [9]。保存期間は、法人の場合、帳簿と書類をその事業年度の確定申告書の提出期限の翌日から7年間です [11]。青色繰越欠損金が生じた事業年度などは10年間になります [11]。

費用の目安(計算例)

費用の計算例

1人・マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プラン(年払い)を1年使う場合税込32,736円3名以下・マネーフォワード クラウド会計のスモールビジネスプラン(年払い)を1年使う場合税込59,136円弥生会計 Nextのエントリープラン(年契約)を1年使う場合税込38,280円freee会計のスタータープラン(年払い)を1年使う場合税込72,336円
出典 [1][5][7]・計算式は下の一覧。料金は 2026-10-27 時点
計算式と前提を見る
  • 1人・マネーフォワード クラウド会計のひとり法人プラン(年払い)を1年使う場合: 計算式: 税込2,728円/月 × 12か月 = 税込32,736円(2026-10-27時点の料金から計算)
  • 3名以下・マネーフォワード クラウド会計のスモールビジネスプラン(年払い)を1年使う場合: 計算式: 税込4,928円/月 × 12か月 = 税込59,136円(2026-10-27時点の料金から計算)
  • 弥生会計 Nextのエントリープラン(年契約)を1年使う場合: 計算式: 税込3,190円/月 × 12か月 = 税込38,280円(2026-10-27時点の料金から計算)
  • freee会計のスタータープラン(年払い)を1年使う場合: 計算式: 税込6,028円/月 × 12か月 = 税込72,336円(2026-10-27時点の料金から計算)

計算に使った料金は上の比較表の値です。実際の請求額は、従量課金や追加ユーザー、オプションの有無、契約形態で変わることがあります。

よくある質問

Q. 電子帳簿保存法に対応した会計ソフトを入れれば、電子取引のデータ保存は終わりますか?

ソフトを入れるだけでは終わりません。メールなどで受け取った取引データは、検索できる状態で保存し、タイムスタンプか事務処理規程のどちらかで管理する必要があります [10]。市販ソフトが要件を満たすかどうかは、JIIMA認証情報リストで確認できます [9]。

Q. 請求書をPDFで受け取った場合、紙に印刷して保存すれば足りますか?

印刷は禁止されていませんが、PDFなどのデータで受け取った場合は、そのデータもルールに基づいて保存する必要があります [9]。取引先との取り決めで書面を原本として受け取っている場合は、その書面も保存します [10]。

Q. 帳簿や書類は何年保存しますか?

法人の場合、その事業年度の確定申告書の提出期限の翌日から7年間です [11]。青色繰越欠損金が生じた事業年度などは、10年間になります [11]。

Q. 優良な電子帳簿を使うと、どんなことが変わりますか?

所得税の青色申告特別控除の額が増えることや、申告漏れがあったときの過少申告加算税が軽減されることがあります [9]。弥生会計 Nextは、JIIMA認証を取得した優良な電子帳簿に対応していると案内しています [3]。

Q. 会計ソフトの無料体験は、そのまま有料に切り替わりますか?

freee会計は、30日間の無料お試し後に自動で決済されることはないと案内しています [1]。マネーフォワード クラウド会計は、1か月のトライアル後に自動で有料プランへ移ることはありません [2]。弥生会計 Nextも、体験の終了後に自動で請求は発生しません [3]。